【知っていると】認知バイアス【コミュニケーションが上手くなる】

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みなさん、こんにちは!

皆さんは、なんとなく思い込んでいる事や先入観によって「人間関係」をややこしくしてしまったってないですか?僕は、めっちゃあります。最近も、「当然、○○だろう」と思い込んで、対応していたら一人一人の常識が全然違っていて大変なことになってしまいました。

このような、人間だれしももっている「思い込み」「経験による先入観」を認知バイアスと言います。この、認知バイアスを知っていると、事前に自分の傾向を先読みして対応したり、認知バイアスを見込んで対応することトラブルが回避できるようになる可能性を秘めています。

他にも、心理的な働きについての記事を書いているのでよかったら見てください。

それでは、ご紹介していきましょう!

認知バイアスとは、生活習慣によって生まれた固定観念、先入観、思い込みです。

認知バイアスとは、物事の判断が直感やこれまでの経験に基づく先入観によって非合理的になる心理現象のことを言います。

今日の科学的理解の多くは、エイモス・トベルスキーとダニエル・カーネマンらの業績に基づいており、彼らの実験によって人間の判断と意思決定が合理的選択理論とは異なった方法で行われていることが示されています。

トベルスキーとカーネマンは、認知バイアスの少なくとも一部は心的なショートカットまたは「ヒューリスティクス」を用いて問題を解決しようとするために起きると主張しています。

要約すると脳の機能を短縮し余計な負担を与えない為の機能でもあると言われています。

生活習慣によって生まれた固定観念や、不安、懸念から発生する認知バイアスの修正は難しいと言われていますが、認知バイアスの存在を認知し発生のメカニズムを知ることで、自らの認識において対策を講じることで軽減が図れる可能性があります。

色々な認知バイアス

認知バイアスには様々な効果があります。下記は、事実から自分の都合の良い方に認知を変化させてしまう効果を持つ認知バイアスです。これらは、特に自身に対するポジティブな態度を持つため作用し、多くの認知バイアスが利己的で自発的であるということが言えます。

正常性バイアス

「自分だけは大丈夫である」という過信

「自己奉仕バイアス」

「成功は自分の能力、周囲の人や環境の影響」と信じてしまう。

「投影バイアス」

自分と同じ気持ちを相手も持っていると錯覚する

ここから以降は、逆手にとれば相手の心象を認知バイアスによって操作できるという効果です。

「内集団バイアス」

ある集団を恣意的に定義して、その集団が多くの点で他の集団より多様で「良い」と評価する。

「ハロー効果」

ポジティブな印象はプラスへ、ネガティブな印象はマイナスへ事象と全く関係ないものが評価に影響する

「バンドワゴン効果」

大勢の人が選択している判断は個人の判断より正確であると思い込む

認知症バイアスへの対策

このような認知バイアスは普段から無意識に生じている心理現象でありどのような人も無縁ではいられません。

そのため、注意を向けるだけではその影響を免れることは難しく、何らかの基準を持つことで対策を講じることができると言えます。

「適切かどうか判断軸を持つ」

それぞれの事象について目的、立ち位置を明確にすることで、安易な思い込みを避けることができます。

「因果関係を分析して前提を疑う」

事象の内的な要因に対して目を向けことで、先入観を排除することができます。

認知症バイアスをうまく使おう!

このように、認知バイアスは人の認知の在り方に潜む「思い込み」「過信」「印象」等のメカニズムであると言えます。

今日の多くの社会集団や社会制度、政策は、個々人が理性的な判断をすることを前提としています。認知バイアスをうまく使えば、この理性的な判断の虚を突くことができます。

そのため、昨今ではマーケティング理論に応用されたりもしています。

認知バイアスとの付き合い方

公平で合理的な判断を求めらる場面で認知バイアスが発揮されると混乱を巻き起こすことになります。

このような失敗は認知バイアスに関する様々な心理学的実験によれば、人間は絶対にさけられないと考えられています。

また、認知バイアスはバイアスつまり、「判断の揺らぎ」ではなく経験則であるとゲルド・ジゲレンツアーは主張しています。

つまり、認知バイアスは実際に私たちの生活の中での的確な決定をするのに助けとなり得るところの「本能的な感覚」として位置付けようとするものであるとし、認知バイアスとその問題に「打ち勝ち」訂正するのではなく、ヒューリスティックスと認知バイアスを積極的に利用し活用することで、価値判断が難しい問題に対して一定の決定をするための合理的で助けになる仕組みということです。

認知バイアスを理解しているとトラブルを避けることに役立つ

ここまでの記事を読んでいただければ、認知バイアスがどんなメカニズムで発生し、どのような効果があるのか理解いただけたのではないでしょうか?

このような、認知バイアスについて体系的に認識ができれば、自分がどういう方向に失敗するかを予測し、失敗を回避する方策を立てることができると思います。

最後に

いかがだったでしょうか?人間だれしも「思い込み」があります。

思い込みは、自分以外にもあって、それぞれみんな違っています。また、どんなに言葉を尽くしても認知バイアスは避けられません。

そのため、同じ話を聞いていても理解が異なってしまうのです。

これを意識せずに生活していると「なんで、話が通じないんだ」「同じ話を聞いていたはずなので・・・」なんてことになって、ともすれば対人トラブルになってしまいます

ちなみに、認知バイアスで検索すると例示として「夫婦間男女間の意見の相違」に関するエピソードが山の様に出てきました。

認知バイアスとは男女の間にある深い谷に棲んでいるのかもしれませんね。

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