皆さん、こんにちは!介護福祉に携わっている方であれば、耳にしたことがあると思います。最近は良くTV報道などでも取り上げれているいますね。でも実はこのフレイルって、介護や福祉における支援を展開されている方にはかなり重要な概念なんです。そこで、今日はフレイル予防についてお伝えしていきたいとおもいます。
75歳以上になると35%の人がフレイルと診断されています。 フレイル状態にになると、2年間のうちに要介護状態になるリスクは健康な人にくらべ4.8倍になります。
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資料の通り、介護認定がある方(要支援の方、要介護の方)が年々増えてます!これは、フレイルに陥ってしまう人が多いことが原因の一つであると言われています。
図のように、転倒や骨折による受傷のほかに「高齢による衰弱」が85歳以上の方では、介護が必要になっる要因の一つとして大きな割合を占めていきます。
たんぱく質は、人間が生きていくうえで重要な栄養素で、筋肉や内臓など、わたしたちの体のあらゆる組織が、たんぱく質でできています。また、人間が活動するためのエネルギー源となっています。栄養バランスのなかでたんぱく質の摂取量を確保しないと、筋肉の量や質が低下し、フレイルを招きやすくなります。今回、高齢者のフレイル予防の観点から、65歳以上のたんぱく質の摂取基準の下限を、1日の摂取エネルギー量の13%から15%に引き上げられました。たとえて言うなら、朝食に牛乳コップ1杯を必ず足して、夕食に豆腐を1/3丁加えるといったイメージです。
65歳以上では、少なくとも1日に体重1キロあたり1グラム以上のたんぱく質を摂取することが望ましいとされています。(体重が60kgの人なら、60g)たんぱく質が豊富に含まれている食品には、魚・肉・とうふ・乳製品などがあります。
★ビタミンDも、不足すると高齢者にとっては要介護のリスクにつながるので大事な栄養素です。
ビタミンDは骨の発育に欠かせない栄養素であり、特に高齢者でビタミンDの不足した状態が長く続くと、骨粗しょう症をきたし、骨折のリスクが高まります。
また、ビタミンDは筋力維持にも大きくかかわっており、ビタミンDが不足すると、転倒のリスクが高まります。
ビタミンDが不足することで骨折や転倒のリスクが上がり、結果的に介護の必要な状態になりやすくなってしまうのです。
ビタミンDは、きのこ類に含まれるビタミンD2と、魚に含まれるビタミンD3に分類されます。
また、食べてとるだけではなく、日光の紫外線を浴びることにより、皮膚でも作られます。日照により、皮膚でビタミンDが産生されることを考えると、フレイル予防にあたっては、適度な日光浴は有効な手段です。
菓子パンや麺類など単品メニューではなく、肉、魚、乳製品、大豆製品など、たんぱく質を多く含む食品をおかずに1品入れましょう。好きなものだけに偏らず、少量でバランスよく食べることが大切です。
実際のメニューとしては、いろいろな工夫が考えられますが、高齢になると料理を作ること自体、ままならない場合もあります。
そんな時、冷蔵庫の中に乳製品や卵などを入れておけば、さっと出してそのまま食べたり、のんだりできて、必要なたんぱく質やビタミンをとることができます。
高齢者に対し適切な運動療法を行うと、筋力低下に対しては高齢者であっても運動療法によって筋力が維持される、ということが一部研究で報告されています。運動療法は個人に合ったものから始めることが大切です。ベッドの上で足の運動を行うことから始まり、椅子に座ったり立ち上がったりを繰り返したり、歩行距離を徐々に延ばしていくように運動強度を調整します。筋力が低下している状態で、いきなり立ち上がったり、無理に歩行しようとすると転倒や骨折を起こす危険があります。
ただし、身体能力の低下や様々な疾患によってはこの「つながり」を保持することが難しいこともあると思います。そんな時は、制度での支援なども活用して生活を支えつつも、できれば友人づきあい、ご近所とのお付き合い、趣味活動などなどその人が大切にしている「つながり」を途切れさせないようにしていただければと幸いです。
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