【自分のため】高血圧を治療する意義について【日々努力】

健康

皆さん、こんにちは!

皆さんは、高血圧についてこれまで色んな媒体で情報に触れたことがあるのではないでしょうか?

テレビでの健康法や書籍などでも盛んに紹介されていますし、もしかしたらご自身がお医者さんに高血圧を指摘されて、服薬などをされている方もいらっしゃるとかもしれません。

実は私自身も高血圧と診断され、周囲の親しい人たちも高血圧を持病とされている方がたくさんいます。

そこで今日は、この聞きなれた高血圧についてちょっとしっかり目にご紹介したいと思います。

高血圧の方も、そうでない方も知っていると「予防」や「改善」のきっかけになるかもしれませんのでよかったら読んでください!

それでは、いきましょー!

高血圧とは上が140mmHg以上、または下が90mmHg以上で診断がつきます

高血圧とは、日本高血圧学会の高血圧診断基準によると“診察室での収縮期血圧(最大血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(最小血圧)が90mmHg以上の場合”を高血圧と診断するとされています。

以外に、すぐ超えてしまいそうな数値ですね。

自宅で測る家庭血圧の場合は、診察室よりも5mmHg低い基準が用いられています。

また、厚生労働省ホームページ「eヘルスネット」によると高血圧には「本態性高血圧」と「二次性高血圧」とがあります。

二次性高血圧は、甲状腺や副腎など疾患を原因に高血圧を起こすものをいうそうです。

日本人の大部分は「本態性高血圧」です。

それに対し、日本人の大部分の高血圧は、それらの原因のない、本態性高血圧であり、食塩の過剰摂取、肥満、飲酒、運動不足、ストレスや、遺伝的体質などが組み合わさって起こると考えられています。

なかでも、日本人にとって重要なのは、食塩の過剰摂取であると述べられています。

また、日本人にとって高血圧は、喫煙と並んで、日本人の生活習慣病死亡に最も大きく影響する要因でもあります。

もし高血圧が完全に予防できれば、年間10万人以上の人が死亡せずにすむと推計されていたりもします。

日本は「高血圧」が多い国です

我が国において高血圧患者は多く、厚生労働省が実施する調査の1つ「NIPPON DATA 2010」によると、30代以上の男性の60%、女性の45%が高血圧と診断され、30代以上に限れば、「2人に1人が高血圧」なんですと

2010年時点での高血圧患者数(有病者数)は、男性が2,300万人、女性が2,000万人となり、年代別では男性の場合、60代が580万人と最も多く、50代(510万人)、70代(470万人)と続く。女性の場合も60代が590万人と最も多く、70代(510万人)や80代(340万人)が上位を占めており、加齢とともに割合は増えています。

50代以上の男性と60代以上の女性に限れば、高血圧の人は60%を上回っています。

特に男性の場合、70代をすぎると10人中8~9人が高血圧になります。

このように、我々日本人にとって高血圧は食習慣や生活習慣を原因とし、その予防は生死や健康寿命を左右する大きな要因であると考えられますね。

高血圧にはあまり自覚症状がないので、治療のモチベーションが持ちにくい!

しかしながら、高血圧は自覚症状が感じにくいことから、あまり当の本人が深刻になって治療するということが少ないです。

腰痛、頭痛、癌の疼痛など激しい痛みを伴う疾患では、どのような人もその苦しみから逃れるため真剣に治療に取り組みますが、痛みがない高血圧では例え健康診断等で発見されてもあまり積極的に治療や改善にはつながっていかない現状があります。

高血圧を治療に取り組むと、そのまま生活習慣病予防にもなり、健康寿命の増進が期待できます!

つまり、高血圧を治療する意義とは、ほとんど自覚症状のないが、確実に生活習慣病の原因となる疾患であり、その対応を行うことで生活習慣病を予防でき健康寿命の増進が期待できることです。

高血圧の治療は基本的には服薬治療となります。

ここでも自覚症状が無いことから、患者の判断での勝手な断薬、減薬が行われやすく治療が損なわれやすいため注意が必要です。

高血圧に一番効果があるのは、適度な運動と適度なBMIを維持することです!

また、高血圧に関する生活習慣の改善項目は以下のようなものがあります。

  • 減塩:6g/日未満
  • 野菜・果物を積極的に摂る
  • 魚(魚脂)を積極的に摂る
  • コレステロールや飽和脂肪酸の摂取を控える
  • 減量:BMI(体重(kg)÷身長(m2))が25未満
  • 運動:有酸素運動を中心に毎日30分以上が理想
  • 節酒:エタノール換算で男性20~30mL/日以下、女性10~20mL/日以外
  • 禁煙:受動喫煙も含む。

この中でも特に降圧効果が期待できるのは、減量と運動です。

これらを総合的に実践することで、薬物治療を回避でき、休薬できる可能性が高くなりますね!

最後に

いかがだったでしょうか?

今回は高血圧について紹介をしてみました。高血圧の予防や治療はこれまで紹介した、介護予防やフレイル予防とも関連が高くて、その内容もあんまり変わりがないです。

つまり、運動と適正な食事は、筋力の維持、健康増進にすごく効果があって、結果的に介護予防、フレイル予防になり、ついでに高血圧が解消して健康寿命が延びるといういいことづくめです。

ここまで、こんな風に書いているのは実は「私自身にこの内容を言い聞かせている」という面があります。

「中々、わかっていてもやめられない・・・・」

なんて、言い訳している自分にくぎを刺すために今回は記事を書いています。

皆さんは、いかがでしょうか?もし、顔見知りの方がこのブログみて、私が暴飲暴食しているところを発見したら、ぜひ突っ込みを入れていただければと思います。よろしくお願いいたします。

 

【参考文献】

  • 厚生労働省「eヘルスネット」

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/m-05-003.html(2021.12.12確認)

  • 日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会(編).高血圧治療ガイドライン2019.ライフサイエンス出版:東京,p18, 2019.
  • 「NIPPON DATA 2010」

https://shiga-publichealth.jp/nippon-data/outline2010/results2010/(2021.1211確認)

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